なりたい職業なりたい職業ってなんだろう? したいことってなんだろう? ・・・って考えても、どうにも思い付かない子供時代でした。 ここにはない何か、ここではないどこか。 そこは何でも実現可能でキラキラ輝いた場所で、そこが本来の居場所ではないか。 なんで私は今、そことは違う、こんな苦しい場所にいるんだろうか? 子供の頃から、そんなないものねだりと思われるような、漠然とした想いをいつも抱いていたと思います。 空から花びらをふりまけば、みんながお金に困ることなく豊かに暮らせるようになったり、杖をひとふりすれば、欲しいものをすぐに目の前に出現させてあげられたり。 ・・・そんなことを考えていました。 なんでこの世界はそれが当たり前にできないんだろう?・・・と、心の奥のほうでもどかしくて苦しい気持ちを持ち続けていました。 みんながワクワクでキラキラな世界が当然なはずだ・・・、と。 この次元の既存の価値観から解放されれば、もっと自由自在に能力を発揮できるのではないか。 自由自在になんでもできるし、出会う人にもなんでも実現してあげられるんじゃないか。 そういう能力が本当はあるんじゃないか。 そういうのがわたしのやりたいことだ。 いつも、最終的に行き着くところはそんなふうでした。 そしてそれは、この世界でわかりやすく言えば、魔法使いではないか。と思い至って。 そうか、わたしは魔法使いになりたいんだ。 いや、正確には私は魔法使いだと思っていたし、今も夢の中ではいつも魔法使いだった。 だから、これからは夢と現実の境界をなくしてゆこうと思います。 現実はホログラムに過ぎないわけだから。 |